「後縦靭帯骨化症」のこと知っていますか?進行する手先のしびれや鈍痛は要注意!

こんにちは。「那珂川市いのうえ整骨院」の井上です。

急に手先がしびれたり、ずーんと痛みを感じたり、とっさに起きたら本当にびっくりしますよね。もちろん手先のしびれや痛みが出るケガや病気はいくつもあるのですが、「こういう病気でも手がしびれるって言ってたような」と頭の片隅にでも思い浮かんだら対応もしやすいってものです。今日はそんな手先のしびれや鈍痛が出る症状のなかでも難病にも指定されている「後縦靭帯骨化症についてお話していこうと思います。

後縦靭帯骨化症とは

「背骨」というと一本の柱のようなイメージがあるんですが、実際はいくつもの椎骨が積み重なって柱のように人間の身体を支えています。その椎骨の内側、脊髄の腹側を縦にまっすぐ走っている靭帯を「後縦靭帯」といいます。そして、この後縦靭帯が骨のように固くなり通常の何倍もの大きさになった後縦靭帯が神経を圧迫して起きる病態を「後縦靭帯骨化症(OPLL)といいます。

 

どのような人に起こりやすい?

後縦靭帯骨化症は、40歳以上の方に多く、21で男性に多いという特徴があります。特に頸椎に出るものは日本人に比較的多いという統計のデータもあるようです(日本人3%、中国人0.20.8%、アメリカ人0.12%、ドイツ人0.1%、イタリア人1.8%、台湾人3.0%)。また、糖尿病や肥満の患者さんに起きる頻度が高いとも言われているようです。

 

後縦靭帯骨化症の原因

後縦靭帯骨化症の起きる原因は諸説あるみたいでして、全身的な骨になりやすさ、骨化部位へのストレス、ホルモンの異常、カルシウム代謝の異常、炎症、糖尿病、肥満、などなど諸説あるのですが、はっきりした原因は現在わかっていません。後縦靭帯骨化症が起きやすい家系などもあるようで、遺伝的な原因が強いという話もあるみたいです。

 

後縦靭帯骨化症の症状

靭帯が骨化しているだけでは症状が出ることは少なく、多くは骨化した靭帯が神経を圧迫することにより自覚されるようです。初期は、上肢のしびれ感や鈍痛、手先の動かしにくさなど。徐々に手先の細かい動作が動かしにくくなったり、両足がしびれて動かしにくくなったりするみたいです。重篤になると歩行困難や排尿障害なども出てきます。また、転倒などの軽い外傷でも症状が悪くなることもあるようです。

 

診断には、X線、CTMRIなどを医師は用いられるようです。

 

後縦靭帯骨化症の治療法

後縦靭帯骨化症の治療には、まず保存的な治療が行われるみたいです。医師の指導のもと行われる保存的療法は頸椎カラー、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤などの薬物、頸椎の牽引や頸部のマッサージなど。保存的療法で改善しない場合や進行性の症状には手術が行われる場合もあるそうですが、はっきりと手術で治癒するという研究結果もまだ出ていないそうです。

 

後縦靭帯骨化症は難病に指定されています

現在、後縦靭帯骨化症は国が定める指定難病に設定されています。難病の認定には医師の診断が必要になるそうです。転倒などの軽い外力でも症状が悪化することもあるようです。急なしびれや鈍痛、手先の動かしにくさなど不安な症状があるときは、慌てずに近くの医療機関を受診されてみてくださいね。

 

引用・参考

後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症 公益社団法人 日本整形外科学会 

後縦靭帯骨化症(OPLL) 難病情報センター

頸椎後縦靭帯骨化症 日本脊髄外科学会

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