いのうえ整骨院では交通事故・むちうち症の治療ができます

ある日、あなたが急に交通事故に遭ったとしたら。突然のことで何をしたらいいのか何処で治療すればいいのか、とてもパニックになってしまうのではないかと思います。また、交通事故からくる外傷は、事故直後はあまり痛みを感じなかったのにあとからズキズキと痛みを感じてきて日常生活に支障を来たす場合も多いようです。

 

いのうえ整骨院では、交通事故の治療はもちろんのこと、保険会社との書類の手続き、他の医療機関からの転院なども全て対応できる環境が整っています。交通事故のケガ・ムチウチ症などでお悩みの方はまず当院までご相談ください。

交通事故のムチウチ症について

交通事故が原因で起きるムチウチ症は正確には「外傷性頸部症候群」「頸椎捻挫」と呼ばれ、交通事故以外でもスポーツや仕事中の労働災害など様々な要因で頸部に急激な過伸展・過屈曲の力が働くことにより起きる損傷のことをいいます。頸椎以外にも周囲の筋肉、靭帯、神経、血管などの損傷が考えられて、「頸椎捻挫型」「頸部交感神経症候群(バレ・リーウー型)」「神経根型」「脊髄型」に分類されます。

頸椎捻挫型

交通事故によるむちうち損傷の80%を頸椎捻挫型が占めます。頸部周囲の筋肉や椎間関節の捻挫による疼痛・圧痛・運動痛が主な症状で、知覚異常や頭痛、上肢の疲労脱力感を同時に感じることも多いです。約3週間ほどで軽快していきますが、症状が数か月間持続することもあります。

頸部交感神経症候群(バレ・リーウー型)

頸部の損傷の際に、頸部交感神経や椎骨動脈が障害されたために起きる症状を「頸部交感神経症候群(バレ・リーウー型)」といいます。レントゲンなどの他覚的な所見に乏しく、後頭部や項部痛、めまい、耳鳴、夜間の上肢のしびれなどの症状があらわれます。

神経根型

人間の身体には脳から脊椎を通って全身に神経が走っているのですが、椎骨から神経が外に出る椎間孔の内外で神経根が圧迫されることにより起きる症状が神経根型に分類されます。頭部から上肢までの神経の流れに沿った部位に症状があらわれ、咳、くしゃみ、頸椎の側屈回旋、過伸展などで症状がよりひどくなります。

脊髄型

頸椎の脱臼骨折や頸椎の後縦靭帯骨化症を伴う場合は、上肢のシビレ、感覚障害、筋力の低下などが起きることがあります。上位の頚髄が障害された場合は横隔神経が損傷され呼吸麻痺を起こすこともあります。

交通事故のむちうちの治療法

軽度の頸椎捻挫型の場合、初期は安静を基本にして炎症や軟部組織の修復状況により適時、超音波療法や温熱療法、手技療法を行い損傷の回復を促します。

交通事故に遭った場合の対処法

①負傷者の救護、道路からぶつかりそうな物を撤去する

まずは何を置いても人命第一!けが人がいるときは救急車を呼びましょう。

そして事故が原因で他の事故が起きないように道路上の危険物を撤去します。もし車が動かせるようだったら道路の脇に注意して動かしましょう。

②警察へ事故の連絡をする

事故の場合、加害者には警察へ届ける義務が発生します。必ず連絡をしてください。

警察へ連絡しないと「交通事故証明書」が発行されません。この証明書は保険の支払い等に必要ですので必ず届け「人身事故扱い」にしてもらいましょう。 これを怠ると賠償金が支払われなくなります。必ず届けを出します。

※様々な理由で警察に届けないでくれといわれる加害者の方もおられます。後々のトラブルの原因にもなりますので必ず警察に届けるようにしましょう

③加害者の連絡先、車検証、免許証の確認をする。

相手が無免許だったり自賠責保険に入ってないことも考えられます。警察も確認をしますが、自分でも必ず確認しましょう。また、業務中の交通事故の場合は原則として雇い主にも賠償責任が発生しますので、相手の勤務先と雇い主も確認しておきます。

④交通事故の状況の記録

事故の発生の日時や周囲の状況、相手の車のナンバーやキズの具合など、忘れないうちにメモや写真に残しておきます。もし目撃者の方がいるならその方の名前と連絡先を教えてもらい、警察が現場に到着するまで待ってもらえるようお願いしてみてください。

⑤自分の加入している保険会社への連絡をする

加入の保険会社へ必ず連絡をいれましょう。

事故の場合はほとんど24時間受付してますので、いざってときのために携帯に連絡先を登録しておくのが大事ですね。基本的には治療費の支払いや賠償金の請求は相手側の保険会社が窓口になりますが、自分の保険会社に今後どうしたらいいか?と気軽に相談して大丈夫だと思います

また、車の修理のことなど聞かれると思います。普段お世話になってる車屋さんなどあったらそちらの連絡先も携帯に控えておくと便利です。

⑥医療機関への受診

交通事故の場合、直後は自覚症状がなくても、時間が経ってから出てくる症状も多いです。

その場合、早めに対処すれば早く治ります。必ず受診しましょう。症状がないからと油断しないで早めの受診を心がけてください。いのうえ整骨院に交通事故の治療で受診する場合は、事前に加入されている保険会社に「いのうえ整骨院に治療にいきたい」と伝えていただけたら、あとの手続きは当院と保険会社で行っていきます。お気軽にご相談ください。

交通事故に遭った直後は気持ちが焦ってしまって冷静な対応を起こしにくいものです。負傷者の救護から警察への連絡、事故の記録、保険会社への連絡まで、本当に焦らず一つずつ落ち着いて行動することが大事になってきます。もし可能ならご家族などにも連絡して一緒にその場に立ち会ってもらうことも、一人のときより落ち着いて対応できると思いますよ。

参考文献:南江堂 柔道整復学理論編