よく「先生、私って骨がズレてないですか?」と聞かれます。
さて、背骨や骨盤のズレや歪みっていったいどういうことなんでしょう?
背骨が歪んでるといっても、上のだるま落としの写真のように大きくズレているわけではありません。大きくても数ミリ程度で少しずつ歪んでいることがほとんど。たった数ミリだけど、この歪みが痛みや怪我の原因になるんです。
脊椎や関節が歪むことによって、周りの神経、血管を圧迫刺激してしまい様々な症状を起こすことがあります。
運動神経の興奮により起きる症状(筋肉の緊張、硬くなる、など)
血管運動の興奮により起きる症状(熱感など)
感覚の興奮により起きる症状(疼痛、知覚過敏など)
運動神経の抑制により起きる症状(低張性、脱力感など)
血管運動の抑制により起きる症状(冷感、栄養の変化など)
感覚の抑制により起きる症状(感覚消失など)
出典:科学新聞社 カイロプラクティック動態学より
また歪みから全身のバランスが崩れることで関節に偏った負荷がかかり、ケガの原因にも!
たとえば、二人同じような運動をしているのに何故か片方の人だけがよくケガをするというとき、姿勢やバランスが影響していることが臨床上よくあります。「骨盤の歪みのせいで片足が見た目短くなって、そちら側に多く体重がかかってしまう」などわかりやすいですね。
画像出典:科学新聞社 カイロプラクティックノート
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